LIへ
家を出た時、向こう側の通ってた小学校の上に下がってた夕焼けを見上げ、歩き出した。教科書やラップトップが入ってた重苦しい鞄を抱え、地下鉄駅に向かっていた。乗っていた間ドアを凝視していた僕の頭に浮かんでいた考えは一つしかなかった。もうすぐロング・アイランド。
ペン・ステーションで駆け回っていた人々は皆忙しくて携帯で話しながら焦っていたその世界はイヤホンの音に満ちていた。終に電車に乗ったら、窓の外の真っ黒い世で、偶に電灯の光の遊泳を眺めていた、昔と同じように。
ロンコンコマで乗り換え。悠長なLIRRの電車と再び。大晦日の終電で乗っていた一人。
まもなく終点のグリーンポート、二年前の夏の楽園。
あの海辺の駅に降り、田舎の星空の下で立っていた。冬に微かでも海の匂いに懐かしい思い出をいっぱいかけたてられた。
ペン・ステーションで駆け回っていた人々は皆忙しくて携帯で話しながら焦っていたその世界はイヤホンの音に満ちていた。終に電車に乗ったら、窓の外の真っ黒い世で、偶に電灯の光の遊泳を眺めていた、昔と同じように。
ロンコンコマで乗り換え。悠長なLIRRの電車と再び。大晦日の終電で乗っていた一人。
まもなく終点のグリーンポート、二年前の夏の楽園。
あの海辺の駅に降り、田舎の星空の下で立っていた。冬に微かでも海の匂いに懐かしい思い出をいっぱいかけたてられた。