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リライト


3.20 マイ跨線橋


ブログの脇の「アーカイブ」というところに、このブログを書き始めた夜から今日までの記事が月別に表示されている。そいつを見るたびに不思議な気持ちになる。


2004年12月から今月の2006年3月までがある。全部で1年4ヶ月、245通だ。その中から、日本で書いたものはなんと156通。俺は去年の5月の終わりからこの国に滞在している。飛行機から降りた時からもう10ヶ月近くが過ぎている。帰る時までは後4ヶ月しかない。「アーカイブ」のところを見るといつもそう考える。そして思う。俺の留学はもうそろそろ終わろうとしている、と。4ヶ月とはいえ、全体としては三分の一でしかない。


くだらない。まったく下らない。


俺はこの10ヶ月で一体何をしていた?そして残りの4ヶ月で何をすればいいか?


一番むかつくのは、もう半年以上この国に住んでいるくせに、俺の日本語がまだこんなに拙くて、下手糞だということだ。ここで生活していれば少しずつ上達するはずだろうと思っていたが、まだこんなに下手だとは… 正直呆れます。


帰国するまでの4ヶ月に対して、俺はたいした期待を抱いていない。上智の授業にはもう興ざめだし、今度の留学でこの国で遣り残したことはあまりないと思う。実はここにいるのが好きじゃないのだ。早いところアメリカに帰りたい。でもその前にやらなければならないことがある。長旅をする前にガス栓を抜いて冷蔵庫の電源を切るのと同じように、それはただやらなければならないことだ。それが終わったらいつでも帰れる。


日本って、俺が思っていたよりずっとつまらないところだ。

走るフラッシュバック


3.13 階段


「決めて、そして遣り通す。それは何かを成す為の唯一の方法だ。」


諦めた時点で何もかもが終わる。

「遅い。」

「このままでは失敗してしまう。」

しかしそれでも頑張り続けなければならない。諦めずに、最後まで遣り通すこと、それしか方法がないのだ。やれるだけやって、そして祈る、それだけだ。


俺は疲れている。だから本当は、こんなことを書いちゃいけない。明日起きたらきっとこんな馬鹿げたことを書いてしまったことを酷く後悔するだろう。


明日は今まで勉強してきたことを、一日かけて復習するつもりだ。昨日数学で理解できなかった点があって、そして今日も参考書の解説がちょっとピンと来なかった。でも「ここまでは大丈夫だね」というところをどんなに睨んだって仕方ないから、とにかく最初から読み直し、練習問題をもう一度解いてみて、そしてそれから問題点を見つけ出すのだ。たかが数学アレルギー状態の高校生向きの本だ、説明が不足しているはずがない。内容をじっくりと読めば誰でも理解できるだろうが。


こんなレベルの低い数学でもこんなにもがいている自分が恥ずかしい。でも先週この勉強を始めた時にふと思ったのだ。勉強をする時は、他人とか何かの基準とかに自分のことを比べてはいけない。大切なのは自分のレベルではない。大切なのは、自分の勉強していることが理解できているかどうかということだ。確かに俺は、普通の高校生より遥かに馬鹿だ。俺はこの勉強を始めたばかりだし、知能指数にしても、俺か類人猿かどっちが低いかと、議論が開かれそうな危うい事態だ。簡単な道具の使い方とか、物事を習うのがとても遅いのだ。でも、俺は勉強していることを、ちゃんと習って、理解しているつもりだ。自分のレベルを考えてしょげるよりも、ただ理解していることを増やしていく方がずっといいだろう。そしてそのうち一人前になれるはずだ。

歴史はリミックスするんだ

3.11 小金井nights


朝は勢い良く物理を片付けてしまったのに、数学で分からなかったところがあって理解できるまでかなりの時間がかかってしまった。最悪。まあ、こんなこともあるだろうが、俺はノルマを定めた時にそれを計算に入れなかったから、迂闊に躓くと厄介になるのだ。


何かを理解しようとするのは、本当に久し振りだ。壁に頭をぶつけるようなものだ。ぶつけ続ければ、壁はいずれ崩れる。そして壁が崩れ落ちると、そこに達成感と頭痛が残る。


そろそろ春だ。春が大好きだ。何故かと言うと、それは夏が近いという証拠だからだ。

ザクとは違うんだよ!ザクとは!

3.07 crane


今日で数学の勉強もついに軌道に乗り、このペースを保ちさえすれば6月までは東大入試レベル問題でも解けるようになっているだろう。物理ならこのままでは余裕だし、だとすればその余った時間を使って、化学に対してもっといい対策を練ることもできるはずだ。


「決めて、そして遣り通す。それは何かを成す為の唯一の方法だ。」無理をしない、でも努力を惜しまない。休憩を欠かさない、でも決まった分を必ずこなす。


今日はSEED Destinyの続きを観た。受験の勉強をしている俺はこんなにアニメを見ても大丈夫なのかと思うぐらい沢山観た。でもノルマを果たしたから、まあいいか。早寝早起きをしているから、起きている時間が増えただけのことかもしれない。


やはりガンダムは凄いよな。初めてDestinyを観た時はそう思わなかったけど、こうやってDVDで観ていると本当に素晴らしいと思う。あの時はまだインターネットからアニメをダウンロードしていたし、しかも大学の寮に住んでいてインターネットへの接続が結構不安定で遅くて、きちんと最初から観ることができなかったからあまり高く評価しなかったかもしれないが、実はSEEDと同じくらい感動的で素敵だ。


いや、キラがやられた時はさすがに参ったよ!しかもシンがそうやってバッシューってバーニヤで…(省略)


ああ、そろそろ寝る時間か。これ以上書いてはルール違反だが、実はこの数日、ずっと書きたかったものがあって、でもいつどうやって切り出せばいいかって結構迷っていて…


いいですか?行きますよ。


アナロジーです。


カウボーイ : さむらい :: 867-5309 : 0120-333-906

grow up

3.07 交叉点


ちょっと遅くなったね。早く書いて寝よう。ぐずぐずしているとどんどん疲れて、そのまま何かを書いてしまったらルール違反だ。


今日調子が狂ってしまったせいで思ったように勉強はできなかった。目覚まし時計(携帯ですが何か?)が鳴っても眠くてなかなか起きられなくて、やっとシャワーを浴びたのは9時だった。それからすぐに勉強し始めたら別に問題はなかっただろうが、そうは行かなかった。少なくとも今日は最低限として物理と少しだけ数学をやったが、いつまでも最低限だけをやっていられるような甘い状況ではない。それは百も承知だというのに、こんな風に怠けている自分に嫌気が差す。


メールの受信箱の中に、親友からのメールと一緒にUMASSの国際交流センターのアジア留学の幹事からのメールも入っていた。どうやら成績のことだ。メールを読まなくてもそれぐらいが分かった。UMASSの留学生のそれぞれの留学先から成績表があそこにも届いているらしくて、それで俺のことがばれてしまった。まあ、メールをしてくるのも当然と言えば当然だろう。何しろ0.33GPAという、伝説的に最悪の成績の俺のことだから。俺の成績は、俺にとっても上智との交換留学の契約にとっても思わしくないと、要するにそういうことが書いてあった。それは半分に合っていると俺は認める。確かに上智との契約はこれで多かれ少なかれ動揺されるだろう。しかし俺の成績も、上智との契約も、俺にとってはどうでもいいことだ。


とにかく今すぐ返事してこの成績を説明しろってのことだが、あまりにも面倒臭そうなのでさすが俺にはちょっと… とにかくメールを見なかったことにしよう。無視しても上智での授業がまた始まったらあそこの人たちがかかってくるだろうが、その時はとぼけて、あらそうですかと演技を試みる。留学生に関しては、メールをちゃんとチェックしている方がずっと少ない。インターネットが使える状況に置かれているかどうか、向こうは知らないし、確認のしようがない。或いはこのブログのせいで俺は普通に使っているということはばれてしまうかもしれないが、それも可能性としては考えられない。そもそもこれを読んでいるならば、説明などは要らないはずだ。


でもこんな風に成績のことで責められるなんて、UMASSもやってくれるよね。実に久し振りだ。


俺は、あまりいい学生じゃない。もっと正確にいうと、俺はあまりいい人間ではないのだ。だから学生にしても従業員にしても恋人にしても、俺は失格だ。でも俺の本当の問題は、それでもいいと思っているところだ。今度の成績の件も、なんかおかしくてたまらない。


親友も最近までは大学であまりうまくやっていなかったそうだ。メールを交わしていくにつれて俺たちはいかにも酷似していることが少しずつ分かるのだ。


やはり、問題児は駄目だね。彼ならいいところも沢山あるけど。