long island sound -3ページ目

tobin...

今度の週末はJETの面接があって、そのため今日paul・mark・cory・tyler・samなどは皆ボストンに出発した。多分日曜日までは帰ってこないだろう。


今日miller教授にも会ったし、授業にも行った。残っているのは寝ることだけだ。


よし、寝よう。

徹夜明けの便り

すさまじきもの。夜明けの図書館。もう十分疲労しているのに、掃除機の音が耳に障り、余計に集中できなくなってしまう。

今日はmiller教授に会わなきゃいけないかと思うと、気が滅入ってしまう。翻訳には全然役立ってないくせに偉そうな口を利きやがる。

思い立った日が吉日

このブログを再開することにした。切っ掛けは、昨日、tylerとの会話だった。トイレで僕たちは並んで小便をしながら、いつものように日本のことを話していた。午前4時頃だった。
「日本で日記をつけなかったことを、すごく後悔してる」
「あれ?日記 ならちゃんとあったじゃないか」
「あれか?いや、でもあれはほとんど更新しなかったしね。おかげで日本で見たことや体験したこと、全部霧のようにぼやけてて、はっきりとした記憶なんて殆ど何もないよ。ただ九州への旅だけが、そのぼやけを二つに区切る読点(comma)みたいにぽつんと…」
「俺だってそうだよ。日本で過ごした一年間のことなんか、おぼろげな記憶しかないよ」
「違うよ!お前、俺がお前に何か日本のことを訊くたびに、お前はいつも延々とした返事を返すだろう?ちゃんと憶えてるじゃないか」
「それは、俺は饒舌だから。それだけなんだ」
「でもお前の話を聞いてると、俺よりお前の方がいろいろな冒険をしていたように思う」
「そりゃそうだよ。俺、全然授業に行かなかったから。それで人生の一年間がぱーになっちまった。それでもお前は羨ましいかよ。それにさ、俺の留学にはcommaは多かったかもしれないが、それは自分が抱いていたさまざまの妄想が入れ替わった点を指しているだけで、それには何の意味もない」
「でも、ちゃんと憶えてるじゃないか」
「ああ、確かにちゃんと憶えてる」


要するに日記とはいいものだ。日本から帰ってきてからもよそでブログを作ったんだけど、長くは続けられなかった。過去のことしか頭にないから、現在のことを書くのは退屈だったかもしれない。


そこで、昨日寝ようとしていたところ、いいアイディアが頭に浮かんだ。過去のことがそんなに恋しいのなら、昔のブログを甦らせたらどうだと。何も書くことがない日などは、去年か一昨年その日に起こった出来事について書けばいい。


なかなか悪くないと思うな。そう思ってアメブロをチェックしたら…

あれ?2005年2月21日、または2006年2月21日、僕は何も書いてない。


仕方なく今僕の身の回りに起こっていることに関して書きます。


翻訳作業は滞りなく続いている。冬休みの間に仕上げた下書きを、毎日2,3ページというペースで修正している。時間のかかる作業だが、遣り甲斐はあると思う。思うからこそ、翻訳優先、課題後回しという形で進めている。


2年前のこの頃も、同じようなことをやってた。つまらない授業に行くよりも、常用漢字を勉強した方がずっと大事だと思って、GPAはガクンと極端に低下した。それでもあの時自分は多分間違ってはいなかったと思うが、今度は?と思ったりもする。


出版社が受けなきゃ、全部無駄骨になっちまうからね。それに遊ぶ暇がなくなるわ、教授は怒るわ、全く大変。

膝枕

胸がつまっていて息が荒くなる。深呼吸して肺一杯空気を吸い込んでも満たされないような感じだ。誰かに話したくて仕方がない、多分そうだと思う。でも誰もいない。新入りの留学生とはもう関わりたくない。友達に電話しようとも思ってみたが、やはり駄目だ。公衆電話まで行って電話をかけるのは比較的に簡単だが、電話をしたところで何になる?どうにもならない。


こうなると普通ここで壁に向かって話すのが一番手っ取り早いが、なんか馬鹿馬鹿しくてやる気が出ない。


本日を以ってこのブログを終了します。

日本人なら漢字を覚えよう

最近の更新の投稿時刻を見たら分かるだろうけど、俺の早寝早起き態勢はもう完全に廃止されている。これには三つの理由がある。


① 以前このことに言及したと思うけど、徹夜していると時間の感覚が狂ってしまう。そして朝になると活気がなくなる。だが、この間これらの現象は実は案外便利だと分かった。昼間だといつも時計に目をやりながら勉強するが、夜中だと勉強に完全に没頭してしまう。夜が明けてから何もできなくなってしまうのは残念だが、8時間真面目に勉強していれば朝だろうが夜だろうが、くたくたになってしまうのは当然だ。むしろ疲れるがどんと来るからこそ、すぐに眠ることができて、次の日にまた頑張れるから、試験対策には理想的な生活様式だ。


② 徹夜の繰り返しでもう一つ発見したことは、俺は夜の8時になると必ず起きる。目が自然に覚めてしまうから、目覚まし時計をセットする必要がないし、それに起こされることもない。極自然に起きるし、5,6時までは絶対に眠れない。それに比べて朝に起きるときは酷い有様だ。携帯に起こされるか、眠れなくて仕方なく起きるかで疲れが溜まり、昼になると眠くて仕様がない。それで睡眠パターンがすぐに狂ってしまうし、それを調整するべく多くの時間を費やしてしまう。それを考慮すると、夜中に勉強するほうがずっと能率的だと言うことができる。


③ 門限で散歩に出られない。気晴らしができなくて最悪だと思っていたが、俺の発想の大抵がそうであるように、これは間違いだった。散歩するのもいいが、意外と疲れてしまうから、帰ってから勉強するどころかつい眠ってしまうことさえあった。たかが散歩で疲れてしまうとは我ながら情けないと思うが、これは半分近所の路上状況が原因だと思う。何しろ自転車が多いし、道も狭いし、人も多いし、なかなか落ち着けない。かといって、散歩に出られるような状態ならすぐに出かけてしまう。馬鹿だからね。でも門限があるなら散歩の可能性もばっちり塞がれる。


大体そういうことだ。だらしないな、とオトウサンの声が聞こえてくる。ご尤もだ。だが俺の現在の目標は試験に受かることで、世界に良い顔を見せることではない。性格や習慣の調整ならアメリカに帰ってからでも遅くはない。


オトウサン。彼のツラを見なくてもいいようになってから4ヶ月も経っているというのに、何故こんなにあいつのことを考えなくちゃならないんだ?彼があまりにも平板で、単調な意見を提供していたからだろうか。どんなことに対してでも、彼の言い分を簡単に想像できるからだろうか。俺が彼の言った通り、センシティブだからだろうか。


馬鹿馬鹿しい。自分に対してか彼に対してか、誰に向かって腹を立てればいいかさえ分からない。彼のことが頭に浮かぶことで彼が悪いわけがない。でもかといって彼が許せるわけでもない。執念深いというか、まあ俺はちっぽけな人間だから。


許すこと。そういえば留学生の友達もこういうことを言ったな。「僕は日本に来るまで、どんな人でも許せると思っていた」ホームステイのオカアサンが酷い人だったらしいが、潔白でとても優しい彼がそう言うから、これは凄いなと思った。一緒にいた他の友達もびっくりして閉口してしまった。罪のない彼がそんな残酷なことが言えると夢にも思わなかった。実に素晴らしい。


まあ、海外に行くんだったらホームステイなんかしないことだね。ホームステイで人の奥にある最悪の部分が表に出てしまうと思う。どうしてかは分からない。でもホームステイについてのサクセス・ストリーの数より、感傷的な物語の数の方が圧倒的に多い。


勿論俺の経験は計算外だ。俺は2回ホームステイをやって、どちらもあっという間に破綻してしまったが、このブログを読めば分かるように、どっちも俺の所為だったことは一目瞭然だ。


それで俺は思うが、アメリカに帰って留学の感想を聞かれても、絶対に黙るべきだ。或いは適当なことを言うのだ。俺の留学がうまく行かなかったのは俺の所為で、例以外的なケースだ。俺が失敗したからといって、人に向かって「東京なんかに行くな」と言っちゃいけないと思う。違う人ならうまくやっていけるかもしれない。普通の人にとっては俺の経験なんて当てにならない。かえって俺に似ている人間が日本に行こうとしていても、そのような人は俺の言うことなんか聞かないだろう。俺だったら絶対に聞かない。


その流れで新入りの留学生についての面白い話(まあ、面白いかどうかはあまり分からないけれど)にすっと入っていけるけど、そろそろ勉強に戻らないといけないから、冒険談はこのぐらいにしておこう。これ以上自分を責めたら身体が持たないだろうし、無用な饒舌はほどほどにしないと。